できてしまったシワ対策は、原因別に有効な方法が違う!

シワというものは誰でもいつかはできるものです。でもやっぱり、できるだけその時期を遅らせたり、できてしまったシワを目立たなくできたらいいなと思いますよね。

生き生きとハリのある肌は、若々しく明るい印象を与えることができるので、エイジングケアを日頃から意識している方も多いのではないでしょうか。

ここでは、シワができてしまった時の対策として、まずシワができる原因を探り、それぞれに適した対策や予防の方法をまとめてみました。

 

シワができるメカニズム

シワができる理由には大きく5つに分けることができます。

 

■乾燥によって肌表面のハリがなくなる

■表情を作るときによく動かす部分に刻まれる

■表情筋の衰えによるたるみ

■表情筋の力が入りすぎたための引きつり

■ダイエットによって皮下脂肪が痩せて起こるたるみ

 

乾燥ジワは表面の水分不足によって、しぼんで梅干しのようにシワができてしまうものなので、保湿や肌に潤いを与えるような食生活を意識することで改善することも可能です。

老化による筋肉の衰えでできてしまうシワは、肌のハリ・弾力のもとになるコラーゲンやエラスチンが減ることで起きる現象ですので、消すことはなかなか難しく、一度できてしまったシワを取りたいなら美容医療を視野に入れる必要があるかもしれません。

表情ジワも、表情を作った時にだけできるものなら問題ありませんが、年齢を重ねるうちにハリや弾力が失われるため、表情を戻しても消えないシワになっていきます。

 

 

シワの種類

シワは一度できてしまうと簡単に消えるものではありません。シワを作らないように日頃からケアを行い、できにくい習慣を意識することが重要です。

乾燥が原因による小じわの場合は、早期に対策することで改善することができることもあります。

■真皮にできるシワ

肌の表皮の下にある真皮層で、コラーゲンの減少や弾力が失われることで深い溝ができるものです。

■表皮にできるシワ

真皮にまでは達しませんが、皮膚の表面が水分不足になって細かいしわを作っている状態です。

■表情によるシワ

眉間のしわに代表されるように、いつも同じ表情をとっていることで皮膚に癖がついてしまうものです。

■加齢によるシワ

肌の土台が衰えることでできる、真皮しわの一種で、加齢が原因なので完全に治すことはできません。

 

シワができやすい場所

■首にできるシワ

首にシワができやすい場合は筋肉の衰えや、高さのあっていない枕を使っているなどの原因が考えられます。

■口元にできるシワ

口元にできるシワも、首と同様筋肉の衰えによるものが多いです。また、歯並びが悪いなどの理由で口元に無駄な力が入っている場合に、引きつりジワができることもあります。

■眉間にできるシワ

表情によるシワの場合が多いです。長時間のデスクワークなどの際、無意識に眉間にシワを寄せる表情が癖になってしまっている方は要注意です。

■額にできるシワ

おでこにできるシワも表情によってできる場合が多く、眉毛の動きなどが影響してできます。頭皮の柔らかさも関係すると言われていますので、頭皮マッサージなどが有効になってきます。

■目元・目尻にできるシワ

目元のシワに関しては、乾燥、疲れなどのストレス、表情によるもの、様々な理由が当てはまります。目元の皮膚は特に薄くデリケートなため、シワができやすく、日頃から負担をできるだけかけないよう意識するようにしましょう。

 

 

乾燥によるシワには保湿が有効

乾燥シワは初期のシワと言える状態ですので、この段階で適切なケアをすることが大切です。

エイジングケア用のスキンケアを使い、しっかりと保湿をすることで、ふっくらハリのある肌を維持できるようにしましょう。

現在では、マッサージ効果のある美顔器も販売されていますので、エイジング化粧品と一緒に取り入れてみるのもオススメです。

肌表面の皮脂を取り過ぎないように、クレンジングや洗顔料を変えるもの有効です。

年齢を重ねると、肌が分泌する皮脂量が少なくなっていくことが、乾燥の原因として挙げられます。

保湿成分入りのもの、乾燥肌用の洗顔を行うことで、乾燥しにくい肌に導くことが可能です。

 

 

間違ったシワ対策

気になるシワをケアして目立たなくさせたいという思いで、逆効果の方法をとってしまっている方も多いです。

せっかくのケアが、シワをより深くさせてしまっているかもしれません。

ここでは、逆効果になってしまう間違ったケアを紹介します。

 

■皮膚に力を加えすぎたり引っ張ったりしまう

シワ対策として有効なマッサージですが、表面を引っ張ったり、こすりすぎると、肌に負担がかかり、乾燥をより進めてしまったり、肌のたるみがかえって出てきてしまったりすることがあります。

マッサージでは、肌全体の血行が良くなることを意識して、ツボを押して、老廃物をリンパへ流すようにさすると効果的です。

マッサージの際は、表面をこすって皮膚を傷めないよう、クリームやオイルをたっぷり塗るようにすると良いでしょう。

 

■表情を抑える

目元や口元のシワが気になるあまりに、表情を抑えてシワができないようにしている方もいるようですが、これも逆効果です。表情筋を使わなくなることで、かえって顔の皮下脂肪が垂れて、たるみの原因になったり、シワのできやすい肌状態になったりしてしまいます。

表情筋を動かすエクササイズなどを行い、ピンとハリのある状態を維持することがシワ対策に有効です。

 

表情筋エクササイズの方法

筋肉の衰えによってできることが多い口元のシワは、特にエクササイズが有効です。

顔の表情筋を鍛える方法を覚えて、定期的に動かすことで、自然な表情、引き締まった口元を手に入れましょう。

口にオイルを含んですすぐオイルプリングが流行しましたが、この動作はほうれい線のケアにもってこいです。

頬をぷくぷくと左右で膨らませる動作を繰り返すことで、口元がすっきりします。

そのほかにも、口の中で舌を回す「ベロ回し」もオススメです。

首から口周りにかけて効果的なのが、実は腹筋です。

首の前面を意識して腹筋運動を行うことで、首から口元にかけての筋肉を一度に鍛えることができ、シワが目ただ無くなります。

 

質の高い睡眠

睡眠不足は肌の再生能力を低下させます。成長ホルモンが分泌される睡眠のゴールデンタイムと言われる夜10:00から深夜2:00までの間をしっかり睡眠に当てることで、肌の代謝を正常にさせることができます。

睡眠の質を高めるために、寝具にこだわったり、寝る直前のスマホの使用を控えたり、遅い時間帯に食事をしないなど、生活習慣の改善をすることでシワのできにくい肌作りをサポートできます。

 

栄養バランスを考えた食事

無理なダイエットがシワの原因になるように、栄養が不足すると老化が進みやすく、肌トラブルも多くなると考えられます。

抗酸化効果の高い栄養素を意識して摂るようにすることで、肌が若々しく保つことができます。

活性酸素が細胞に蓄積されることで、酸化しそれが肌の老化につながります。

活性酸素を排出するためには、ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEを多く含む食品を食べることが大切です。これらの栄養素を多く含む食品は、ビタミンA・ Cはホウレンソウや人参などの緑黄色野菜が挙げられます。

ビタミンEの含まれる食品には、ナッツ類やオイルなどがあります。

また、肌をつくる元になるタンパク質も、不足しないよう十分に摂取するようにしましょう。

乳製品や卵、大豆食品・お肉やお魚などの、新鮮で質の高いタンパク質をバランスよく毎日の食事に加えましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

シワ対策にはシワができる原因ごとに有効な方法が違うということがわかりました。

全てのことに言えるのは、やはり「栄養」と「睡眠」と「運動」この3つが、シワに関しても、予防とケアに役立つ大事な要素だということです。

日頃からできる生活習慣改善を意識して、新しくシワを作らないことが最も有効と言えそうです。