コラーゲンって美容以外への効果はあるの?効果的に摂るコツとは

コラーゲンと聞くと、肌がぷるぷるになるイメージがわきませんか?コラーゲンは多くのスキンケアや健康食品、サプリメントに利用される成分で、その正体はたんぱく質。肌だけでなく、健康にとっても重要な役割を持っています。

そんなコラーゲンですが、良いイメージは浮かぶものの、具体的にどのような特徴を持っていて、どんな効果・効能があるのでしょうか?

この記事では、コラーゲンの身体への効果や役割、コラーゲンを摂取するコツについてお話していきます♪

 

コラーゲンって何?

そもそもコラーゲンとは

コラーゲンは、私たちの身体に最も多いたんぱく質のことで、体重50kgの方の場合、3kgほどはコラーゲンが占めていると言われています。肌に良いというイメージが強いですが、身体の至るところに存在していて、私たちの生活を支えてくれているのです。

肌におけるコラーゲンは、肌の土台を作る「真皮層」という深い層の70%を占める重要な存在。コラーゲンは強度が高く、弾力もあることで、肌のハリや弾力を保ってくれています。

 

コラーゲンの特徴・役割

コラーゲンの特徴はなんといってもその弾力にあります。肌に対してはハリを維持させますし、骨や関節、髪の毛などを生み出します。

体内に存在するコラーゲンは、その4割が皮膚に存在し、2割が骨や軟骨、残りが血管や内臓などに分布していて、皮膚に存在するI型、軟骨にあるII型と呼ばれています。

肌はもちろん、骨や軟骨、髪の毛、爪など身体中を構成しているコラーゲンは、私たちの生命活動に無くてはならないものなのです。

 

医療でも活用されるコラーゲン

もともとは、火傷の治療や手術の糸としてなど、医療での研究開発が行われていたコラーゲン。現在では、以下のような形で医薬品として活用されています。

・薬のカプセル

・注射薬安定剤

・酸素安定剤

・栄養補給剤

 

ノーベル賞を受賞した「iPS細胞」を用いた、再生医療の分野でも活用されており、医療業界でも活躍しているのです。

 

コラーゲンの効果・効能

コラーゲンは全身の健康にとって重要!

前項でお伝えした通り、コラーゲンは皮膚、骨、髪の毛など全身を構成する「材料」ですので、健康においてはとっても重要。身体の中には、なんと9種類ものコラーゲンが存在します。

ちなみに、美肌にとって必要なコラーゲンはI型、IV型、VⅡ型の3種類と言われています。一般的に知られているコラーゲンはI型というタイプで、皮膚の強度や弾力をたもっており、IV型、VⅡ型は肌の深く(基底膜)で線維状に存在し、肌の構造を支えています。

 

コラーゲンの美容効果

コラーゲンは肌を構成している他、美容面でいえば爪や髪の毛も生成しています。体内に十分なコラーゲンがあると、美髪効果、美爪効果も一緒に得られるのがコラーゲンの魅力。肌のハリが気になる方はもちろん、髪の毛や爪に悩みを抱える方もぜひ積極的に摂取することをおすすめします。

 

コラーゲンが減ると…

コラーゲンは、20歳をピークに年々減少していく傾向にあります。60歳にもなると、20歳の時の50%程度にまで減ってしまい、シワやたるみの原因になります。コラーゲンが減ることにより考えられるリスクには、以下のようなものがあります。

 

【コラーゲン減少による美容・健康リスク】

・肌のハリが無くなる

・シワ、たるみなどの老化現象が起こる

・髪の毛がパサつく

・骨、関節が弱くなる

・爪が薄くなる、弱まる

・関節痛が起こる

 

美容においての減少リスクとしては、肌のエイジングはもちろん、髪の毛の乾燥やパサつきなどにも繋がります。また、骨が弱くなったり、関節痛につながるなどといった健康におけるマイナス点もあるため、コラーゲン不足は極力避けたいものです。

 

コラーゲンを摂取する方法

サプリメントで摂取する

コラーゲンを最も効率的に摂取することが出来るのが、サプリメントです。もちろん、食べ物から摂取することも出来るのですが、コラーゲンを5g摂取するにあたり、例えば牛すじだと100g、手羽先で335gほど食べる必要があります。毎日これほどの量を食べるのはちょっと難しいですよね。

そのため、コラーゲンはサプリメントで摂取するのが手軽で続けやすいでしょう。コラーゲンには魚由来のものと、哺乳類から抽出されたものとがありますが、これらの効果には大差はないようです。

 

食べ物から摂取する

コラーゲンは食べ物からも摂取することが出来ます。コラーゲンが多く含まれている食べ物は以下の通りです。

 

【コラーゲンを多く含む食べ物】

・フカヒレ

・手羽先

・うなぎ

・牛すじ

・エビ

・イカ

 

また、コラーゲンを生成するのに必要な成分の一つがビタミンCですので、一緒に摂取すると良いでしょう。ビタミンCが多く含まれる食べ物には下記が挙げられます。

 

【ビタミンCを多く含む食べ物】

・アセロラ

・ケール

・パセリ

・グアバ

・海苔

・パプリカ

・柑橘類

 

ビタミンCには抗酸化作用といって、老化を妨げる役割もありますし、疲労回復の働きかけもしますので積極的に摂取することをおすすめします♪

 

化粧品で効果を得る

コラーゲン配合の化粧品も多いですよね。ここでおすすめしたいのが、コラーゲンと共に肌を構成する成分である「ヒアルロン酸」と「エラスチン」です。これらの成分は、コラーゲンと同じ真皮層にある相棒のような存在で、コラーゲンと一緒に肌の土台を作ってくれています。

化粧品選びの際は、コラーゲンに加えてヒアルロン酸やエラスチンなどの保湿成分も一緒に配合されているものを選ぶと、肌のハリ、弾力への効果を実感しやすくなります。

 

 

コラーゲン摂取の注意点

コラーゲンの選び方

一言にコラーゲンといっても、身体への吸収率は変わってきます。効率的に効果を得るためにも、身体に吸収されやすいコラーゲンを選ぶようにしましょう。

例えば、サプリメントで摂取する場合であれば、コラーゲンを吸収しやすい細かいサイズにカットし加工しているものなどは吸収性が高いです。

 

コラーゲンは継続的に摂ることが大事

コラーゲンは毎日飲むことで効果を得やすい成分です。ですので、毎日の生活で飲みやすいものを摂取することが大切。例えば、忙しい方であれば、ドリンクタイプなどのスピーディに飲めるコラーゲン商品が続けやすいでしょう。味にメリハリが欲しい方は、パウダータイプのものをドリンクや食べ物に混ぜて飲めば飽きにくく、毎日美味しく飲み続けることができますよね。

このように、あなたに合ったコラーゲンの摂取方法を選ぶことが、楽しく美味しくコラーゲンの効果をゲットできる秘訣です。

 

夜寝る前にはコラーゲンを摂ろう

コラーゲンを摂取するタイミングは、夜がおすすめです。夜10~2時、いわゆる「肌のゴールデンタイム」と言われる時間帯は肌の代謝が活発になる時間帯で、この時間の前にコラーゲンを飲んでおくと吸収が良くなり、その効果を得られやすくなります。

 

まとめ

私たちの身体中に存在し、健康美容ともに支えてくれている、コラーゲン。肌のハリだけではなく、骨や髪の毛も構成しているので、コラーゲンを体内に増やすことは美容にも健康にも必須といえます。

また、コラーゲンを摂取する際には、是非ビタミンCを摂ることも忘れずに!ビタミンCはコラーゲンを生成する大切な成分です。それ以外にも、ヒアルロン酸やエラスチンも美肌には大切な成分ですので、コラーゲンだけに偏ることなく、これらの美容成分も積極的に摂ってみて下さいね!

コラーゲンを体内に保ち、その美容効果と健康へのメリットを同時に手に入れて、更に美しさを磨きましょう♪